どうも~、駆け出し社畜ブロガーの羽毛です。
実はここ1ヶ月ほど体調が心身共に悪く、朝もお昼も吐き気がしてご飯がろくに食べられないという生活が続いていました。胃腸内科を受診し、薬を貰っても良くならない。
「これはもしや・・・あれか?」と思い、2017年10月上旬に心療内科を受診し、見事に抑うつ状態の診断を頂いてきました( ˘ω˘ )
今回は、そんな自身の心療内科受診経験も踏まえて、鬱の初期症状と対応方法についてまとめてみました。
目次
なんとか踏ん張っていたものの心が限界を迎えかけていた
毎朝毎朝、「会社へ行きたくない。辛い・・・」と思いつつも、「同期もみんな頑張ってるし、病気してるわけでもないから俺もやらないと」という思いもあり何とか会社へ足を運ぶ日々が9月中続いていました。(自分が気づいてなかっただけで、鬱という病気を患っていたわけですけどね。)
ですが、毎日22時くらいまで残業し、仕事の成果が合っていようが間違っていようが上司に怒られる日々が続き(まぁ、これは上手く仕事出来ていない自分の責任ですが)、ますます精神が擦り減っていきました。
そんなある日、悲しくもないのに涙が溢れてきて、頭の中が全然整理出来なくなってボーッとする様になってきてしまいました。心の中はずーっと不安や暗い気持ちで一杯になり、考えも悲観的に。今まで、楽しかったことや楽しみにしていたことが、急に億劫に感じられることも多々ありました。
そして、これはどうにかしなければもうダメだと思い、心療内科を受診しました。結果、薬を服用しつつ、経過観察していくこととなりました。
うつ病の症状5選
- 寝つきが悪い又は熟睡出来ない
- 食欲の低下
- 趣味が楽しめない
- 家や職場で作業に集中出来ない
- 自分を傷つけようと思ったことがある
これらは、私が実際に担当医から症状の確認にあたって、質問された項目です。うつの判断材料の指針ともなるので、一つずつ見ていきましょ。
1.寝つきが悪い又は熟睡出来ない

やはり、心配ごとがあると中々寝付けない様に鬱状態にある人も寝付けない若しくは熟睡出来ないことが多いようです。
私の場合、寝つきは良いのですが、熟睡は出来ていないというか、朝起きても疲れたがとれた感じが全然していませんでした。この、疲れが取れないというのも(年のせいもあり得るが)、鬱の症状の一種の様です。
2.食欲の低下

以前と比べて食べる量が減って体重が落ちたりすることも多いようです。
私もこの食欲低下は顕著に表れ、吐き気がして朝昼はろくにご飯を食べられない日々が続き、1ヶ月で3kgほど痩せました。
あとは、食事が楽しめなくなります。要は何を食べても美味しいと思わない状態です。私も半ばこの状態なので、正直作業みたいに感じ、食べるのが苦痛です。
3.趣味が楽しめない

今まで、楽しいと思えてたことが楽しいと思えないor熱中出来なくなった。謎の焦燥感に追われ、楽しむ余裕がなくなってくる様な感じです。
当ブログの他の記事を見れば分かるように、私はゲームが趣味ですがここ最近は集中してプレイ出来ていません。何となくやってるだけで、集中も出来てないし、以前ほど楽しさも感じられなくなってしまいました。
ストレス解消という大事な役割を果たす趣味も楽しめなくなったら、黄色信号です。
4.家や職場で作業に集中出来ない

鬱になると、頭の中が整理出来なくなり、物事をちゃんと順序立てて考えることが難しくなります。そのため、今まで集中して出来ていた作業も取り組めなくなり、精細さを欠く様になってきます。
私も、抑うつ状態と診断された今、社会人2年目ですが去年より仕事の能率が下がったなと明らかに感じます。
5.自分を傷つけようと思ったことがある

うつ病=自殺すると思われている人も多いことと思いますが、やはり担当医の方にこの質問はされました。
自殺まではいかなくとも、「自分で自分を傷つようと思う」、「事件や事故に巻き込まれたりしないかなと思う」様な方も要注意です。
外的要因により、それ(怪我)以上に嫌な物事から逃れたいという状態ですね。私も「ここで階段から転げ落ちたりしたら、仕事行かないで済むな・・・」とか考えることもありました。
心が挫けそうならまず会社を休もう
今は“何とか”仕事を頑張れているかもしれません。
けれど、今の状態がそのまま1年以上続いても大丈夫と言えますか?
心だって目に見えないだけで、身体と同じようにどんどん疲れていきます。
そして、心の疲労が回復できないところまで、溜まってしまったら、これまた身体と同じように壊れてしまいます。
もし、心が壊れて重度のうつ病になってしまったら、場合によっては復帰するまで10年かかることもあります。
だから、自分の将来を守るためにも、自分が自分でなくなってしまう前に休息を取ることがとっても大事です。
「そんな簡単に休職させて下さいとか言えないよ・・・」という人は精神科医の力を借りてみるのも一つの手です。
「でも、もし鬱じゃなかったら大げさに捉えているみたい思われて恥ずかしいな」とかそういう気持ちもあることと思います。
上記の内1つでも当てはまるものがあれば、うつの可能性は大いにありえますし、仮に当てはまらなくても精神的に辛い日々が続いているなら、今の日本は「4人に1人は一生の内一回はうつ病を患う」社会とも言われているので、うつの可能性は十分にありえます。
何だったら、お医者さんだって何百人、何千人という人を見てきているので、心療した結果うつじゃない人がいた所でどうも思わないでしょう。
だから、受診する時の事は深く考えず、今の精神状態を少しでも何とかしたいという人がいるなら、一度心療内科に電話をしてみるべきだと、実際に診察してもらった私は思います。
私が心療内科受診を決意したキッカケ
私も、「もし診断してもらって何とも無かったら、恥ずかしいな」と躊躇していた気持ちは正直ありました。
ですが、偶然寄った本屋で偶然見つけたこの本『「死ぬくらいなら会社辞めれば」が出来ない理由』(通称:死ぬ辞め)により、考えが変わりました。
この本は精神科医のゆうきゆう先生が監修されていて、内容の中には『はじめての心療内科-おしえてゆうき先生-』というコーナーがあります。子供向け教育番組名っぽいコーナー名ですが、
- 些細なことでクリニックに電話しても良いのか
- 心療内科はどんなところを選べばいいのか
- そもそも心療内科ってどんなトコロよ?
- 受診した方が良い目安みたいな症状はどんなのがあるか
などが、患者目線で漫画と文章で細かく書かれており、「あ、俺の症状これやないか!」と思う部分も多々あり、結果的に受診に至ったわけであります。
メンタル系のクリニックがどういう所か分からないけど、受診してみたいかもと思った方や、そうでなくとも転職や給食休職を考えている方は参考になる話や考えも多くあるので、一度手に取られてみても良いかと思います。
ちなみに、この本の表紙を見て、Twitterをされている方は「おや?」と思ったかもしれません。
そうです。一時期Twitter上で話題となった以下の汐街コナさんというイラストレーターの方が、ご自身の体験を元に描いた漫画が原点になっています。
私も何となく手に取った理由はTwitterで見かけたからという単純なものですw(まぁ、手に取るだけじゃなくて、買うくらいなんで精神的に追い詰められていた部分はありましたが。)
「死ぬくらいなら辞めれば」ができない理由 1/2
むかーしの体験談と、そのとき思ったこと。よければ拡散してください。 pic.twitter.com/tImNNIOG56
— しお(汐街コナ)@「死ぬ辞め」発売中 (@sodium) 2016年10月25日
「死ぬくらいなら辞めれば」ができない理由 2/2
イジメで自殺するような子も同じような状況に陥ってると思います。
洗脳前に動くのが大事だ!洗脳されかかってたらとにかく寝るのが大事だ! pic.twitter.com/dzqLFZB8Db— しお(汐街コナ)@「死ぬ辞め」発売中 (@sodium) 2016年10月25日
最後に
会社は頑張れ頑張れとは言っても、いざ体調を崩せば体調管理は自己責任だからと何も補償はしてくれません(基本的には)。だから心が壊れてしまう前に、しっかりと休息を取ってあげましょう。
ですが、私の様に頑張り屋さんな人は他の人が同じ環境で頑張っているのに、自分だけ休むのなんて甘えだなと思うかもしれません。
けれども、他人は他人です。感受性も違ければ、能力だって違います。職場は同じ“様”な環境だとしても、全く同じ訳でもありません。上司や部下、クライアント、仕事内容まで完璧に一致する人なんていないはずですし、何だったらプライベートなんて全く違うと言っても過言ではないでしょう。
そんな中で、自分と他人を比べても栓無きことです。
自分の身は自分で守るためにも、休職する若しくは退職・転職するという選択は将来のためにもとってもとっても大切です。
でも、もし自分だけでその決断を下しきれないなら、「正直に身内と相談する」のもいいでしょうし、私の様に「精神科医に診てもらう」のも良いでしょう。医者の書く診断書は(こういう言い方もどうかとは思いますが)強力な武器となってくれるはずです。
うつ病の方は判断能力が鈍りやすく、大きな決断を下すのは難しいことも多いため、近くにそういう人がいたら是非サポートしてあげてください。