どうも~、無事故無違反無運転お茶の間ドライバーの羽毛です。
待ちに待ったハンコン専用のシート『GTD-spec i』が届きました!
10月の中頃に注文して届いたのが11月の末。グランツーリスモSPORT特需により、注文数が多かったようで結構待たされました。
「待ちわびたぞ!GTD!!」
ということで、今回はスポーツマフラーメーカーであるロッソモデロ製のハンコン専用シート『GTD-Spec i』についてレビューしていきます。
目次
そもそもロッソモデロとは?
『GTD-spec i』を作成しているrossomodello(ロッソモデロ)という会社。ほとんどの人は耳にしたことないですよね?

出典:rossomodello
基本的には実車のスポーツマフラーを製造している会社です。少し車を弄ったりしている人は知っているかもしれませんね。
ということで、GTD-Spec iを含む、ハンコン専用シート・スタンドのGTDシミュレーターシリーズはあくまでおまけです。
どうやら、レースゲーム好きの従業員が私的に遊ぶために作ったスタンドが中々に出来が良かったため、それが発端になり商品化に至ったようです。
GTDシミュレーター
さて、そんなロッソモデロ製のGTDシミュレーターシリーズは用途やサイズ・金額によって以下の4種類があります。
- GTD-SS
- GTD-RS
- GTD-Spec i
- GTD-ALFA
それぞれの詳細については以下を参考にして下さい↓
また、それぞれにシフトレバー専用の台座やモニターラックなどのオプションも別途追加することが出来ます。(製品によっては対応していない物もあります。)
今回はそれら5種のGTDシリーズの中でもミドルクラスとなるGTD-Spec iを購入しました。
GTD-Spec iの特徴
4種類あるGTDシリーズの中から、私がGTD-Spec iを選択した理由は
- 足と足の間に支柱が立たない
- 身長が170cm以上ある人でもゆとりを持って座れる
- オプションが豊富
- ローポジとハイポジの調整が出来る
以上の3つです。
1.足と足の間に支柱が立たない
元々シートが一体型の物の購入を検討していたので、ハンコンスタンドのみのGTD-SSは候補から外していました。
そうすると、シートとスタンドが一体型の物が候補になってくるのですが、『PLAYSEAT EVOLUTION』の様なハンコン設置台の支柱が足の間にあるのは、ヒール&トゥや左足ブレーキの事を考えると嫌でした。

出典:Amazon(https://www.amazon.co.jp/)
そこで、現実的な値段である5万円~10万円程で候補を考えた時にヒットしたのがGTDシリーズでした。
2.身長が170cm以上ある人でもゆとりを持って座れる
シート一体型のGTDシリーズも3種類がありましたが、様々な方のレビューを見た所、最低グレードの『GTD-RS』は少々小さいということが分かりました。身長170cmくらいの人でも若干窮屈とのことでした。
私は(鯖を読んで)身長が175cmあります。ですので、余裕を持った方がいいと思い『GTD-RS』を候補から外しました。
3.オプションが豊富
ここで、候補が『GTD-Spec i』か『GTD-ALFA』の2択に絞られました。
そこで、決め手となったのが、オプション品の有無でした。
私のハンコン環境は『thrustmaster T-GT』+『TH8Aシフタ―』でしたので、ハンコンだけでなく専用シフタ―も取り付ける必要がありました。

コードがゴチャゴチャなのは指摘しないお約束
ロッソモデロのショップ内では『GTD-ALFA』のシフタ―台座は私が調べた中では見つからなかったので、これが『GTD-Spec i』購入の決め手となりました。
まぁ、値段も『GTD-Spec i』の方が安いというのもありますがwww
4.ローポジとハイポジの調整が出来る
さらに、『GTD-Spec i』はF1スタイルに近いローポジションと、通常のGTカーに近いハイポジションを自由に変更できる点も良いなと思いました。

出典:ロッソモデロ(http://www.rossomodello.com/)
そんなにポジションの変更をする予定はありませんが、ガッツリF1をプレイする予定の時なんかはローポジションにしたり出来るので、気分も盛り上がると思うんですよね。結局、ハンコンの環境って如何にリアルモータースポーツっぽい雰囲気を味わえるかの話ですからねw
使い心地は最高―剛性・快適性とも抜群
さて、肝心の使い心地ですが・・・最高っす(^O^)b
以前の環境は剛性感の全く無い折畳みデスクにハンコンを取り付け、キャスター付きの椅子をベッドで動かないようにして無理やりプレイしていました。

これと比べると雲泥の差、月とすっぽんですよ。
シートはまるで、スポーツカーのレカロシート

まずは、シート。形はまさにスポーツカーのレカロシートそのもの。触り心地も遜色ありません。・・・というか、レール形状さえ合えば、実車に積めるものらしいっすからね。
前後のスライドと背もたれの傾きを調整出来るリクライニング機能もあり、とても快適です。180°近く倒すことが出来るので、寝ようと思えばここで寝れちゃいますw

座り心地、リクライニング機能共に十分でほぼ文句なしです。
ハンコン台座

『GTD-spec i』の主要部分であるハンコンの台座は左右のアームで支える形になっており、真ん中に支柱があるタイプの台座と比べると足元が自由です。
また、ハンコンの設置高さもローポジやハイポジ、各自の座高に合わせて6段階で調整することが出来ます。シートのリクライニング機能と合わせると、まさに自分のベストなドライビングポジションを設定することが可能です。
台座自体は手で動かしてみるとグラグラして、剛性に難ありかとも思いましたが、いざハンコンを設置してプレイしてみるとクイックな操作をしてもビクともしませんでした。剛性感もバッチリです。
ペダルセットもピッタリフィット
ペダルセットはフレーム下からネジで固定するので、ズレる心配はありません。T-GTのペダルセットであるT3PGTのやや重いブレーキペダルを置くまで踏み込んでもビクともしません。
また、ペダルセットを置く角度も0~5°と僅かではありますが、調整することができます。
組立は1人では結構大変
ちなみに、組立ですが『GTD-spec i』だけで大箱が3つ。ギアシフター用台座も購入するとなると、さらにもう1箱追加になります。

えー・・・ぶっちゃけ、大変です。
フレームがフロントとリアの2つ、そしてシートが一つ。それぞれ、15kg近くある大物です。

フレームの設置自体は一人でも出来たので、何とかなるかなぁとも思っていたのですが、
- ハンコン台座の高さ調節
- フロントフレームとリアフレームの連結
- フロントフレーム裏からのペダルセットの固定
が、一人では難しかったですね。というか、私の細い腕では無理でした( ˘ω˘ )
なので、助っ人を呼ぶことにしました。

羽毛「お前もそんなに細い腕で大丈夫か?」
助っ人「大丈夫だ問題ない(?)」(なお、詳しい作業内容は伝えていない模様)
と、二人がかりで作業してしまえば、割とサクサク進みました。説明書にも二人以上での組立が推奨となっていたので、やはり助っ人してもらって正解でした。
一人でも、組立てること自体は不可能ではないとも思いましたが、かなり時間がかかるためオススメしません。
説明書ではフレームとシートを全て組立てた後に、ハンドルとペダルを設置するようになっています。しかし、ペダルセットの中にはフレーム裏から固定する必要があるものもあるため、最初にペダルセットを取り付けることを推奨いたします。
全体のまとめ
重さもさることながら、パーツ数の多さから組立は中々に大変です。一人より二人、二人より三人・・・はいらないかな。
ハンコン専用に設計されているだけあって、使い心地は抜群。Thrustmasterの最新ハンコンであるT-GTも問題なく使用出来ました。
値段と設置スペースから、中々手が出せない代物ではあると思います。ただ、それさえクリアできるならば、決して損する買い物では無いと思います。
以前の私と同じ様な環境でプレイされている方がいたとすれば、『GTD-spec i』を導入することによって、新しい世界の様に感じます。いや、没入感が凄い!

というわけで、私はまた走ってきます。それではまた(‘ω’)ノ